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​NSBS RULE BOOK

1-1  外郭とRB設定

ここに定める規則は日本スーパーボートサーフィン協会(以下NSBS)の実施する全ての大会に適用されるものとする。

また実際の海のサーフィンの競技団体でのジャッジは日々進化を遂げており、その時代に合ったルール変更等があった場合は

速やかにジャッジ委員会を開催しボートサーフィンとしてオリジナリティを加味した変更を協議するものとする。

今後、ボートサーフィンを安心・安全・公正に発展させていくための忖度のない、ルールブックが存在することをここに宣言する。

1-2 規則の柔軟性

諸規則の適用が不可能な場合、チーフジャッジは、オーシャンジャッジの協議によって最善の方法をとるものとする。

ジャッジは委員会の承認を得た上で、必要な改訂を行い、各選手にこの事を通知し、かつ、大会終了直後直ちにNSBSジャッジ委員会にその旨を報告するものとする。

1-3 Judgement

規則の解釈に問題が生じた時は、ジャッジ委員会のチーフジャッジの権限を持つ者の協議による解釈に従う。但し、これはチーフジャッジがこの問題を委員全員に対し公平性に照らし合わせ納得のいく説明ができることが望ましい。それ以外はジャッジの協議をもって決し、チーフジャッジは当該質疑に関する報告書をNSBS審判委員会に提出しなければならない。
1-4    更新(Update)

本規則は、1年に1度の改訂、NSBS競技審判委員会の勧告があった時に必要に応じてのみ改訂され、理事会によって承認される。これらの改訂は承認されてから後に即座にに発効するものとする。

1-5 Conduct

プロ会員、アマチュア会員、競技役員、全ての会員でその品行がスポーツマンらしからぬとみなされた時、またはその行為がNSBSの信用を傷つける恐れのある場合、当該競技の競技役員の3分の2以上の多数決で、当該選手または競技役員の大会参加資格を剥奪出来るものとする。該当者は資格剥奪がなされる前に申し開きする機会が与えられる。また該当者がプロ会員である場合、プロ資格の登録・更新と共に特別講習に参加しなければならない。
1-6 整合性

全ての許容範囲は最善な正値を競技大会役員全員で設定し、可能な限り近付けなければならない。また、許容範囲の作為的な使用は認められない。

また、現場不在の役員については現場役員に委任できるものとする。

1-7 補足

本書に表記なき場合の事態については、前記(規則1.03)に準ずるものとする。

2:競技レギュレーション

2-0ジャッジ審判委員会

ジャッジ資格はNSA、WSLジャッジ資格保有者 NSBSが認めたジャッジ委員、プロライダーなどが行うものとする。

またジャッジを行うものは原則的にジャッジ審判委員会に出席し、最新のジャッジ基準を把握する義務が生じる。

​ジャッジ審判委員会は月1回を目安に行うことが望ましい。また、会として現役サーフィン大会にジャッジとして活躍される方々を招へいしてジャッジとしてのスキルアップに努める向上心を忘れてはならない。

2-1 競技クラス

SBS GAMES と冠するクラス(MEN,WOMEN,)は原則トーナメント競技とする。

SBS MASTERは年齢的負担を考慮し 予選エクスプレッション 決勝のみトーナメント(MAX5名)とする。

OPEN、BIGINNER、LONGに関しては エキスプレッションセッションとする。

2-2 ゼッケンカラー

ゼッケンカラーは予選の成績によって決定される 1-赤 2-白 3-黄 4-青 5-緑

2-3 リパチャージ(敗者復活システム)*SBS GSMES

原則リパチャージは予選、各クラスで9名以上のエントリーがある場合のみ適応される救済システムである。

*1DAY GAME など、大会に時間的制約がある場合、救済(リパチャージ)がRBWとして単波における最高得点者にファイナル出場権が与えられる。

 

2-4 予選

エントリー数の多い場合はSBS GAMES でもエキスプレッション方式の予選を導入する場合がある。

2-5 エントリー告知

エントリーは大会開催の21日前までに大会実行委員会が各競技の開催日、競技種目、順序、開催時刻等を示した暫定予定表をHP  SNS等で通知するものとする。
エントリー期間は基本大会実施1週間前までとする。突発のエントリーには無理のない範囲で柔軟に対応する。

2-6 実行判断

競技大会を安全に開催するため、ドライバー、チーフジャッジと大会実行委員会が競技続行を判断する権利を持つ。自然現象による水面状況の変化及び、船舶の往来等の水面の状況変化による抗議及び救済はチーフジャッジの判断で判断する。
 

2-7 予定の変更、悪天候、日没、その他の障害

大会開催中の予定変更は、天候、水面状況、安全性、またはそれに類した理由によってのみ許される。また変更がある場合は競技役員の過半数以上が変更を承認しなければならない。選手においては一身上の都合による変更は認められない。
大会が悪天候、日没、その他の障害等により、続行が不可能と判断された場合、ヒートのやり直しを行うことがある。この判断は、ジャッジおよび競技委員が協議し、大会実行委員長の承諾の上、決定するものとする。もしくはそのヒートに関係のある選手を交えて審議する。
続行が不可能な場合その前の段階(決勝で中断した場合、セミファイナルもしくは予選での採点)での記録を有効とし、競技の成立とする。

2-8 大会進行

スタートリストは予め発表し、変更の場合は随時告知する。選手を曳航するボートの準備が整っているにもかかわらず、出走の準備が出来ていない場合5分で失格とし、その競技種目には出られないものとする。
 

2-9 公開練習

公開練習は実行委員会からのアナウンス告知により事前予約を受け付ける。またSNS等で予約公開する。

場所、機材繰り、時間により開催できない場合もある。

2-10 選手ミーティング

選手ミーティングは、大会開催前と開催中の諸注意や特別な条件などの説明の為に行われる。
原則として、大会に出場する選手は必ず選手ミーティングに参加しなければならない。
参加のないものは、聞いてない知らないは抗議の対象外とする。

2-11 リザルトの掲示とジャッジシートオープンシステム

大会中に運営本部より通達される内容は、受付に掲示する。また競技におけるジャッジ採点表はエントリー選手の全員が閲覧可能である。

2-12 競技艇

大会の開催中、使用する競技艇はその実行委員会が認める艇を使用する。

2-13   競技コース

競技コースのスタート位置の目安としてスタートブイを設置する。
スタートブイからエンドブイまでの距離はボート速度 10.9マイル にて 45 秒を目安とする。
(時速約17.4㎞)
コースの詳細については選手ミーティングで発表される。

​2-14 Pro登録について

NSBS開催、または公認大会で年間を通じ優秀な成績を収め、年間ポイント3600pt以上取得した者はNSBS PROとして賞金を獲得する資格を認める。(アマチュアは賞金なし)

2-15 登録費   

   PRO(MASTER含)  ¥16,000/年  AMA GAMES ¥8.000/年 (SPOT 5.000)

 

   OPEN. ¥5,000/年 (SPOT¥3.000) ビギナー 登録無料

 

特措措置 2024年登録については第1戦が開催中止になったため 登録の期限を2024.7月末日まで延長します。

3-1 保険加入

大会に出場する選手は、協会の指定する傷害保険又は協会の定める条件を満たす傷害保険に加入しなければならない。

3-2 実行委員会

大会の実行委員会は大会運営の安全に対して責任を負う。実行委員長は、状況が危険であると判断した場合、大会中止も含めて必要とされるあらゆる行動をとる権利を有する。

3-3 安全装備(ライフジャケット関連)

ライフジャケットは以下の規格に合っていなければならない。
1. ライフジャッケトは、なめらかで柔らかく、転倒した時に負傷を与えるおそれのある附属品、もしくはそれに類似したものが付いていてはならない。
2. 身体に完全に適合するものでなければならない。
3. 選手の身体が浮くようにできていなければならない。
4. 競技者のインフレ―タブル装着 使用不可
5. 衝撃のあった時、肋骨や内蔵を防護出来るものでなければならない。通常のウェットスーツは、ライフジャケットとはみなされない。
6. 著しく破損したものは使用出来ない。(紫外線による劣化、加水分解等)
7. ドライスーツでの着用は推奨。

8.リーシュコードの使用は原則不可

9.顔を覆うような着ぐるみ等の使用は浮力があっても、窒息の恐れがあるため不可

3-4  競技参加資格

いかなる選手といえども、感染症(インフルエンザ、COVID等)や外傷による感染症の疑いなど、主催者や、競技役員の多数がその選手の出場は、選手自身、あるいは他の選手達に危険であると認めた場合、競技への出場、または競技の継続は許されない。

3-5  救助艇と警戒艇

大会の開催中、及び公式練習の間、少なくとも1艇以上の救助艇を使用しなければならない。実行委員会が救助艇を使用する必要がないと同意した場合は、陸上に救助要員を配置する。救助艇、または救助要員は選手の演技するコースの間で、コースの外側に配置するのが望ましい。

3-6 救助員

救助艇には、ドライバーと救助員を置くこと。救助員は必ずライフジャケットを着用し、選手をサポートすること。

3-7  医師及び医療機関

大会開催中、実行委員会は最寄りの救急医療機関の連絡先を把握しておくこと。

 

4-1 ボードレギュレーション

使用ボードにつては割れ、欠けのないグラス繊維がむき出しでない 安全なサーフボードとする(スキム不可)

またノーズとテールがあるディレクショナル形状で厚みが1-1/5インチ(3㎝以上)のもの(ウェイクボードメーカーでも可、スキムボードなどTWIN形状は不可)

 形状はショートサーフィン、サーフボードのそれに準ずるものが望ましい。(除くLONG CLASS)

4-2 SBS GAMES

SBS GAMESは素材 PC  PU PU-hybrid EPS EPA Hybrid EPS-Carbon(ソフトスポンジ不可)の準ずる7ft未満のサーフボードで女子4'6in以上 男子5’00in以上の長さを有するサーフボード が望ましい。

但し、あくまでオーシャンスタイルの競技であるため、体に対してレングスが極端に短いボードはドライブやスタイル的にかなりコンパクトになり、ジャッジの裁定が不利になる可能性があります。適正な長さをお勧めいたします。

4-3 フィン関しては水にコンタクトする部分が長さ2in.(5.04cm)以上のものを3つ以上装着すること 2In以下のスタビセンターフィン、 スケートトリック用のTWINは禁止。(ロングはシングルOK)

4-4 使用ボードの扱い

サーフボードは非常にデリケートであるので、スタッフ、救助者は最大の注意を払って取り扱いするが、不可抗力による万一の場合の破損は免責とし、クレームは受け付けない。また、競技中に転倒などで船体に当たってサーフボードが破損した場合も競技主催者側は賠償責任を負わないものとする。

(各自の携行品損害保険加入を推奨)

4-5 道具の管理

​出場選手は各自の持ち物を紛失、盗難などに気を付け、道具管理を怠ってはいけない。

また競技中にフィンの脱落やデッキパッドの剥離による再走は認められないので管理、メンテナンスは事前にすること。

 

5-1 競技クラス

SBS GAMES       MEN     WOMEN

SBS MASTER     MEN     WOMEN

OPEN        MEN     WOMEN

BIGINER  男女混走(5名以上で分離)

LONG       男女混走(5名以上で分離)

5-2 クラスの最低遂行
各クラスエントリー者数が2名以下(サーフィン・スキム・オーシャンクラスは6名以下)の場合、

OPEN ビギナー LONGの各クラスは男女混走とする。

5-3 SBS GAMES PRO AMA クラスは混走とし、

MEN WOMEN 共に8名以上の場合のみリパチャージを設定。

8名まででセミファイナルスタート 4名以下の場合は一発決勝とする。

5-4 失格

 選手は自分の出走時にスタート位置にてすぐに出走出来る状態でなければ失格となる。
フォールした選手は、ボードを取りに行くためのみに泳ぐ事ができる。選手がパドリングにより、故意に競技距離を稼ぐ方向に泳いだ場合、当該選手は再スタートされず、そのまま競技終了となる。

6-1 賞金制度

⑴ 対象はプロ登録者のみとする。アマチュア選手は表彰対象にはなるが、賞金対象外とする。また賞金順位はは繰り上げない。
⑵ 賞金授与は1〜4+位までとする。

*エントリー者数が4名以下の場合、決勝のみとし、賞金は1位、2位までとする。

​エントリー数による表彰は以下の通り

3名の場合  1名

4名の場合  2名

5名の場合  2名

6名の場合  3名

7名の場合  3名

8名以上   4名

⑶ 賞金の変動制 PROクラスの賞金はBASE+SSM(SPONSOR.SHIP.MONEY)の獲得変動制を採用

  SSM=NSBS団体への一般の協賛金とは別の協賛金とする。(要、ご協賛をいただくときに確認)

  

 例)○○株式会社は○○大会に賞金協賛を希望します。など。

 確認がない場合は団体への一般協賛として処理されます。

 順位案分 1位 50% 2位 25% 3位 15% 4位 10%

SBS MEN&WOMEN   MASTER MEN&WOMEN クラス


PRO  1位  1.5万円  

          2位  1万円  
          3位  0.8万円                

          4位     0.5万円  +   SSM    =    獲得賞金

​​入賞  1-3位 参加人数により変動 (8名以下は50% 例)参加5名の場合入賞2名)奇数切り捨て)

 

    *賞金獲得額、入賞順位枠についてはSPONSOR協賛金によって変動するものとする。 

 

  例)20万賞金協賛の場合  PROMEN1位の場合 BASE15.000+SSM合計が200.000の場合×順位案分(1位50%÷4クラス=獲得額¥40,000*1

   

 *1 各クラス案分が同じ場合、主催者の意向によってクラス格差がある場合があります。                                     

・表彰式に参加しない場合は、賞金授受の権利を放棄するものとする。
例外として公共交通機関の時間等、特別な理由がある場合は、競技審判委員会にて検討を行う。

7-1

プロ昇格資格について

7-2

​当団体の主催する全国ツアーで行われるSBS MEN MASTER MEN WOMEN Classで優秀な成績を修めた選手には

順位に応じて定められたNSBSポイントが付与される。

 

当該シリーズ戦において年間を通して3600pt以上のポイントを獲得した選手にはNSBS PROの登録資格を与える。

7-3

当団体の主催する大会に於いてSBS GAMESで8.0以上(エクセレント)を出した選手にはNSBSプロ登録資格

​を与える

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7-4

選手資格の停止 剥奪

NSBS登録プロは選手として、ひとりの人格として、品行方正に努め、スポーツマンシップに則った行動をすること。

7-5

飲酒による競技出場はできないものとする。

​7-6

刑事事件等の当事者になり検察に起訴となった場合は資格停止、または罪状により、協会理事会の判断により資格剝奪をできるものとする。

7-7

年間登録料を期日までに収めない場合はその年のNSBS選手権には出場できないものとする。

また 結婚 出産 受験 就学 転職等で 繁忙の場合は事務局等へ通達し正当性が認められれば、休止選手として年間登録料の免除ができるものとする。その際、プロ資格は継続するものとする。

7-8

​上記休止手続きをせず、無届、無連絡で3年を超過した選手についてはプロ資格を抹消する。

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